「2024年上半期 心を揺さぶられた北アルプスの絶景 TOP3」 テン泊デビュー記念の記録

皆さんこんにちは。
11月も中旬を迎えたというのに、驚くほど暖かな日々が続いていますね。
例年なら雪景色が広がる北アルプス一帯ですら、今年は異例の少雪。これが「ニューノーマル」なのでしょうか。寒い季節には寒さが来るべきだと感じるのは、自然のリズムに対する私たちの本能的な期待でしょうか。
今年の雪山シーズン、一体どうなるのか……ヤキモキしながらも期待と不安が入り混じります。

そんな落ち着かない気持ちをなだめるため、そして山に行けない日にはブログを書いて気分転換しています。
今回のテーマは、「2024年上半期、心を揺さぶられた北アルプスの絶景」
私の独断と偏見で選んだベスト3をご紹介します!

ちなみにご報告ですが、この夏と秋、ついに念願のテン泊デビューを果たしました!
槍ヶ岳に2回、南岳に1回。これまでの日帰り登山とは一味違う充実感にすっかり魅了されています(選んだテントや装備については、後日じっくり語りたいと思いますのでお楽しみに!)。

さて、登山者の間で「マジックアワー」や「ゴールデンタイム」と呼ばれる特別な時間をご存じですか?
日の出や日の入りのごくわずかな瞬間だけ現れる光景はまさに奇跡そのもの。
この奇跡のような光景を見るために山に登る人も多いのではないでしょうか。
ただし、自然相手ですから天候に恵まれないとその奇跡には出会えません。
幸運にも今回のテン泊登山では3日間とも天気に恵まれ、心に刻まれる絶景と巡り会えました。
今回ご紹介するのも、この特別な時間に見られる光景3選になります。

それではお待たせしました!
いよいよ私が選ぶ**「絶景ベスト3」**を発表していきます!

第3位から順にご紹介しますので、最後までお付き合いください。
あなたの心もきっと揺さぶられる瞬間があるはずです。

第3位:北穂高&大キレットのアーベンロート

Camera: OMSYSTEM OM-5, lens: M.ZUIKO DIGTAL ED 12-40mm F4.0 PRO
2024年10月11日撮影

もう、息を呑む美しさでした。
実はこの瞬間を迎える直前まで、一帯は厚いガスに覆われていたのです。しかしその時は突然訪れます。まるでタイミングを計ったかのように一気にガスが晴れ、赤く染まる岩壁が姿を現しました。
急登で知られる南岳新道を重装備で登るのはかなり大変でしたが、この景色を目にした瞬間、すべての苦労が報われました。
そしてこの直後、日が落ちて光が消えるとまたガスが漂い始める……山では神秘的な現象が起きるんだなあ、身をもって体感した瞬間でした。
まるで山の神様が「よく頑張ったね」とご褒美をくれたような、そんな気がしました。


第2位:槍ヶ岳山頂からのモルゲンロート

Camera: OMSYSTEM OM-5, lens: M.ZUIKO DIGTAL ED 12-40mm F4.0 PRO
2024年9月7日撮影

暗闇の中、寒さに耐えながら山頂で待機した約1時間。その甲斐あって、雲海から湧き上がる滝雲とともに、刻一刻と変わる朝焼けの風景を見ることができました。
飛騨側から流れる雲の動きはまるで生き物かの様で、南岳の稜線を飲み込むように広がる光景は圧巻の一言。
「山でしか見られない瞬間」を目の当たりにして、心の底から「登って良かった」と思える時間でした。


第1位:初冠雪の槍ヶ岳

Camera: OMSYSTEM OM-5, lens: M.ZUIKO DIGTAL ED 12-40mm F4.0 PRO
2024年10月13日撮影

1位は、同着の2シーンをご紹介します。
前日の天候がめまぐるしく、晴れ→曇り→雹→雪という激しいコンディション。夜の間に放射冷却で氷点下3度まで下がり、全てが凍りつきました。この日が今シーズン槍ヶ岳の初雪&初冠雪だったんです。こんなタイミングで山に居られるなんてまさに幸運としか言えません。

シーン1は、夜明け直前の暗闇に浮かぶ槍ヶ岳。稜線に点在するヘッドライトの光が印象的で、登山者たちがこの特別な瞬間を求めて活動していることが伝わってきました。見える景色こそ異なる角度ではありますが、それぞれ最高の瞬間を迎えれたと思うとこちらも嬉しくなるものです。
シーン2は、朝日に赤く染まる槍ヶ岳のモルゲンロート。前積もった雪を全て溶かすような力強い陽光が印象に残っています。


いかがでしたか?
山の絶景は、自然と向き合いながら自分自身を見つめ直す特別な時間を与えてくれます。
皆さんもぜひ、自分だけの「心を揺さぶられる絶景」を探してみてください!

 

ブログのランキングに参加してます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

 

 

快適な登山装備 - AEQUILIBRIUM ST GTX 山で200km歩いた使用感

皆さんこんにちは。
前回ご紹介したLA SPORTIVA AEQUILIBRIUM ST GTXですが、今回は実際山で使用してきた経過報告をしようと思います。
AEQUILIBRIUMを購入したのは2024年3月で、現時点で凡そ7カ月が経過しました。
使用状況としては、総歩行距離約200km、112時間です。
まあまあと言ったところですね。
詳細の山行について、もしご興味あればYAMAPをぜひご覧ください。

yamap.com

経過報告としては以下の点です。

①小指の付け根が痛い問題はどうなった?

小指の付け根が痛い現象ですが、以前の記事でも書きましたストレッチャーを使って解決済みです。今のところ痛みは一度も発生することなく極めて快適に歩けています。
同じ悩みを抱えてる方は是非一度試してください。
お手軽に痛みを解決できるのでおススメです!!

yamanba-mountain.comまた1つ変化点として、使用当初は中厚手の靴下を履くとかなり窮屈だったのですが、先日南岳から槍ヶ岳へ縦走する際に中厚手の靴下を履いて歩いてみたところ、これまた快適に歩けました!!
恐らく、200km程歩いて中の綿が馴染んできたんでしょう。
AEQUILIBRIUMは残雪期や積雪時に使用する前提で購入しているので、寒い時期に中厚手の靴下を履けるようになって安心してます。
同じような目的の方は夏山で使って馴染ませるのが良さそうですね。

②全体の使用感は?(ソールの減り具合、インソールのへたり具合等)

いくつか写真で紹介していこうと思います。
毎回山で使った後は綺麗に掃除して陰干ししてますが、やはり200km使うと使用感は否めません。優しい目で見ていただけると助かります。
ただ山道具って、使用してクタクタになるほど愛着が湧きますよね。

最初に全体外観です。
こんな感じで保存してます。インソールは外し、紐は外した状態です。
最初は紐自体を靴から取り外しして保存してたんですが、AEQUILIBRIUMの紐の通し方が他の靴とは異なり特殊な構造しているんですよね。
再度紐を通すのが結構面倒なんです。
ということで今は紐は取り外ししてません。ぶらぶらしないように結んでます。

全体感

レース部分。
紐の跡が残ってしまって、もう消えません。
おそらく紐との摩擦跡だと思います。

 

レース部分

続いて靴先。
岩か何かにぶつけて擦れるんでしょう。
いつかロゴが取れてしまうかもしれません。

靴先のロゴ

続いてソール。
かかとの一部が欠けてしまってます。

欠けたかかと

ソール全体。
200km程度ならまだまだ溝は残ってます。
靴先向かう側の角が丸くなってます。下りのブレーキで削れてそうです。

ソール全体

一番消耗が激しいインソール。
純正インソールの販売が無く、恐らくこれがヘビーユーザーにとって一番の困りごとかと。

インソール

インソールの表地は今にも剥がれそうです。
何か他に良いインソールが見つかったら別途ブログで紹介しようと思います。

剥がれかけの生地

③200km歩いて使ってみた感想

良い点が多すぎて一言では伝えれませんが、とにかく買って良かったギアの1つです。
①具体的には非常に歩き易くて疲れにくい、シャンクが効くので重装備の縦走などにもってこいです。
②また北アルプスの岩稜帯を歩く際でも、防御力が高く安心です。ソールが厚くのクッションが良く効くので硬ぁーい岩の上の長時間歩行をサポートしてくれます。
③そして山が終わった後のお手入れ問題。疲れてクタクタだけど、洗い物が沢山。。。
でもAEQUILIBRIUM ST GTXは化繊素材なので車の中で固まった頑固な土汚れも水で濡らしてサッと拭き取るだけ済みます。革製だとそうはいかず、この後栄養やら磨きやら、その分愛着は湧きますけど、後片付けは早く終わらせたいですよね。

LA SPORTIVA AEQUILIBRIUM ST GTXはぶっちゃけ、他のメーカ品と比べて1段値が張ります。
ですが、登山を快適にしてくれる頼もしい相棒になってくれるハズです。
私は他にもSCARPA ZG TRACK、MONTURA YARU TEKNOを所有しており、時期や山域で使い分けてますが、やはりAEQUILIBRIUM ST GTXの安心感は他と比べてずば抜けています。(もちろんSCARPAやMONTURAも良い靴ですよ!というのは付け加えます)

次は400kmくらいのタイミングで経過報告しようと思います。

それではご安全に!!

 

ブログのランキングに参加してます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

地球上最後の氷河期を経験した槍ヶ岳 日帰りで行く方法

槍ヶ岳

 

皆さんこんにちは。
気付けば8月も終盤、北アルプス等の3000m峰では早くも秋の足音が聞こえるようになってきました。
私は登山を始めて丁度1年程になるのですが、この1年間雪山を含めてトータル60日間程活動してきました。
単純計算で月に5日程度、山に入ってることになります。
登山を始めた当初は往復7kmの工程でもヒーコラ言っていた私ですが、最近では日帰りで往復20km程度を歩くという山行も増えてきており、自分自身の成長も感じています。

そこで、この1年を飾る集大成として、果たして日帰りで槍ヶ岳に登れるのか挑戦してみました!
北アルプス界隈ではその形容からランドマーク的かつ、登山者の憧れ的な存在のあの槍ヶ岳です。
私もいつかは槍ヶ岳。。。
なんて最初の頃は思ってましたし遠巻きから眺めるだけの存在だったのですが、まさかこんなに早く挑戦する日が来るとは思ってもみませんでした。

結論からいうと、槍ヶ岳は日帰り登山可能です。
ただし夏季限定です。冬季で日帰りはまず無理でしょう。

今回は、実際の工程や日帰りで槍ヶ岳に登るコツやポイントについて、実体験を踏まえながら解説していこうと思います。

f:id:Kevin_J_stock:20240825101347j:image

 

ご参考までに、YAMAPの活動日記のリンクを張り付けておきます。

yamap.com

アクセス方法

まず槍ヶ岳へのアクセス方法についてです。
槍ヶ岳はその位置関係上、裏銀座コースや表銀座コース、パノラマ銀座コース、TJARでも通過する西鎌尾根、登山者なら誰しも憧れるといっても過言ではない槍・穂高縦走路。
これら各種北アルプス縦走路でほぼ必ず経過する中継地点になります。
そのため登山口も各コースに応じて他種ある訳ですが、日帰りとなると最短距離となる新穂高温泉からが最有力候補です。
往復路で約30kmいかないくらいの距離になります。
実際私も今回の日帰りでは新穂高を利用させていただきました。

登山口周辺、駐車場

新穂高温泉は各山(槍ヶ岳、西穂高双六岳笠ヶ岳等)の玄関口として知られる一方、その利便性の高さとは裏腹に駐車場の数が限られています。
リンクが今季の駐車場地図です。
無料Pは第5、第8、第10のみで、ハイシーズンの土日や連休前後だと登山口に最も近い第5Pはとにかく混み合います。
第5Pで車中泊する場合は遅くとも前日の夕方には到着しておくと良いでしょう。トイレは仮設トイレが駐車場の入り口付近に設置されてました。
水洗でキレイでした。トイレットペーパーも備え付けられています。
有料でも良いなら更に登山口に近い第3Pや、深山山荘の駐車場を予約して利用すると良いでしょう。

登山道、登山口~槍ヶ岳山荘

登山口から飛騨沢の区間の前半線において、特に危険な箇所はありません。
途中渡渉があったりますが、橋が掛けられてますので安心して歩けます。小屋締め以降は橋は取り外されるみたいなので、渡渉が必要になります。

渡渉ポイント


個人的には白出沢から滝谷区間、湿ってツルツル滑る石がゴロゴロ転がってる箇所が苦手です。千丈沢までは緩やかな登りが続きますが、そこまで来ると視界が開けて槍ヶ岳の山頂が見えるようになります。
ここから後半戦の始まりです。

カールを登る


千丈沢から槍ヶ岳山荘まではこの急勾配のカールを登ることになり、この区間で大半の時間を要します。山頂が見えてから約600mの上がりますので、山頂は見えてるのになかなか稜線に上がれない、、、
というもどかしい時間が続き、ここが一番の踏ん張りどころです。頑張りましょう。
でもふと後ろを振り返ると、笠ヶ岳や氷河が削ったカールといった壮観が拝めます。

笠ヶ岳 一瞬だけ雲の切れ目から見えた

1万年前の氷河が削ったカール


また夏なら足元に咲き誇る高山植物が疲れを癒してくれることでしょう。

ハクサンフウロ


途中、千丈沢分岐にぶつかり、千丈沢乗越と飛騨乗越のルートが選択できます。
天気が良ければ千丈沢乗越が良いかもしれません。
今回はガスで眺望が期待薄だったので、往路復路とも飛騨乗越でいきました。

槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳頂上


テント場が見えたら槍ヶ岳山荘は直ぐです。
槍ヶ岳山荘から山頂までは片道約30分の岩登りになります。足場は安定してますし、鎖や杭が打ち込まれてますので、見た目ほど難しくありません。

岩登り区間


ゆっくり慎重に行動しましょう。万が一ここで滑落・落下すれば軽度の怪我では済まない可能性が高いです。
また人が多い場合は、向かって左側の梯子が登り、右側が下りの梯子です。
山頂は10名くらいしか滞在できない狭いエリアになりますので、混雑回避するように行動しましょう。

山頂はガスっちゃいました


なお、この区間はヘルメット着用を推奨します。
これは自身の滑落・落下からだけでなく、落石から身を守る意味もあります。
ザックは山荘前にデポし、必要最低限の荷物で空身で登ると良いです。

 

復路


同じ道を辿って下山します。
工事用の林道歩きが往復で約13kmを占めるため、とにかくこれが長いです。
心折れないように最初からそのつもりで意気込んでいきましょう。
逆にメリットは涼しいです。

日帰り登山のポイント


とにかく装備を必要最低限、軽くするのがポイント、いうことに今回気付きました。
1日で長く距離を歩くには兎にも角にも装備の軽さが最重要になります。
重量の中で一番重いのは水になる訳ですが、途中、槍平山荘で購入可能ですし、無料で水も利用できます。
それから先、千丈沢の前に最終水場もありますし、槍ヶ岳山荘でも飲料水は購入可能です。
実際私は2.5L持って担ぎましたが、途中で補給すれば良かったなあと思ったので、改めてここに記載します。
でも結局足りなくて、帰りの際に槍平山荘で自販機でポカリ500mlを購入しました(確か500円)。

今回1日で30km程度のロングコースは自身としても初挑戦。
自分の成長を感じると共に、長く歩けることで山行の幅も広がるという新しい領域に入った気がします。
次は1dayで表銀座やパノラマ銀座にトライしたいと思ってるところです。

この山行記録がどなたかの役に立てれば幸いです。
それではご安全に!

槍ヶ岳から望む大喰岳

ブログのランキングに参加してます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

LA SPORTIVA AEQUILIBRIUM ST GTX 小指の付け根が痛い問題の解決方法

LA SPORTIVA AEQUILIBRIUM ST GTX

皆さんこんにちは。

今回は3シーズン用に購入したLA SPORTIVA AEQUILIBRIUM ST GTXを紹介します。AEQUILIBRIUMを購入したのは2024年3月で、現時点で2カ月が経過しました。状況としては、歩行総距離約88km、50時間程の使用です。
詳細の山行について、もしご興味あればYAMAPをぜひご覧ください。

yamap.com

 

他の方のレビューや口コミの通り、AEQUILIBRIUMは雪上・岩稜・泥濘など、どんな状況でも安定/安心して歩けるかつ、長時間の行動でも疲れを感じにくい非常に良い靴です。私は冬靴でLA SPORTIVA NEPAL CUBE GTXを履いているのですが、足形がぴったりだったので3シーズン用もLA SPORTIVAに決めました。AEQUILIBRIUMは人口繊維のSTとレザーのLTの2タイプがあるのですが、ズボラな私はメンテナンスの容易な人口繊維を選んだ、という経緯です。

実は去年の秋まではモンベルアルパインクルーザー1000を履いてたんです。しかし、足形が合わず(かなり大きい)イマイチしっくり来なかったのですが、AEQUILIBRIUMはぴったり!!
なんなら靴に足を入れた瞬間に「おおっ!?」ってな具合で、直感的に自分の足に合うのがわかるくらいです。やはり自分の足に合う靴は山で使っていて全然違いますね。

と・こ・ろ・が、、、

実際に山で使ってみると若干の問題が発生。

小指の付け根が痛い!!

しかも下図のように左足だけ。

紐の結び方で解決したりするんですが、試行錯誤するもダメ。
靴下を薄めの物にしてみてもダメ。
インソールは解決方策としてそもそも適してなさそう。
歩き方が悪いのか?足のサイズが左右で違うのか?んー
恐らく100kmくらい歩けば中の繊維がヘタってくるので、歩いて慣らすか?
痛くて耐えられない程でも無いし。

これは小指の付け根が痛い問題を解決する物語。

解決する方法としては、ズバリ物理的に靴の中を広げるという方策になります。
探してみるとアイテムは以下。

コロニル ラバーウッドシューストレッチャー
ポイントストレッチャー

いずれも5000円程高えよ。
もう少しコスパの良いものが欲しい。

しかもコロニルの方は靴全体を広げる物になるので、今回生じた問題の解決には若干不向きと推定。局所的に靴の生地を広げるポイントストレッチャーの安価品をネットでサーチ。

すると、ありました!!安価なやつ 1000円以下
じゃーん

ホムセンに行けば自作できそうでしたが、面倒だし安いんでAmazonで買っちゃいました。

ここからは私が実際に試した使い方です。

①靴紐を緩める
②広げたい箇所にストレッチャーを靴の中に入れる。広げたい側を小さい方で当てるようにして下さい。
③ネジを回して広げる。ハイカットの靴なので手が上手く入らずネジが回しにくいですがどうにかなります。
 ※無理やり広げすぎるとメンブレンGORE-TEX生地や靴自体にダメージを受ける可能性があるので、様子みながら調整した方が良いです。
④靴紐を絞める
 ※靴紐を絞めないとストレッチャーの効果が薄れるので靴紐は絞めて下さい
⑤1~2日放置。
 広がり具合で放置時間やストレッチャーの広げ具合を調整してください

この処置をした後、山に行って早速試したところ、若干の当たりは感じますが当初のような痛みは無事無くなりました。快適登山&サイコーです。
やはり足の痛み等の気になる事があると、登山に集中できませんし、また痛みをカバーするために不自然な動作をする等によって他の部分の怪我にも繋がるので、登山靴との相性は本当に重要です。そして最も難しい。。。

 

でも上記の方法は登山靴以外でも使える技だと思うので、足の痛みで悩んでる方はお試し下さい。

それではご安全に!!

 

 

ブログのランキングに参加してます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

買って良かった超快適な神ソフトシェル!!Mammut Ultimate VII SO Hooded Jacket

皆さんこんちは。
岐阜でもすっかり春の陽気が続いています。
厳冬期は閉鎖されていたアルペンルートが開通するなど、北アルプスの登山口まで車でアクセスできるようになり、長い冬が明け本格的な登山シーズンが始まろうとしています。
今年は3月下旬にドカ雪が降った影響で高山の稜線近くでは例年よりも積雪が多いと聞きます。まだまだ2500m超えの山々は冬と春が入り混じる季節になりますので、しばらくは冠雪纏う残雪期が期待できそうです。
さて、今季初の雪山デビューとなった私ですが、様々な経験を積むことができました。
実績としては以下です。
2023年11月:燕岳
2023年12月:硫黄岳(2回内1回は撤退)、焼岳
2024年1月:荒島岳大日ヶ岳(撤退)
2024年2月:麦草岳、十石山
2024年3月:硫黄岳、上高地天狗岳

累計歩行距離:113.9km
累計標高差:10,980m

各山行の詳細はYAMAPに掲載してますので、良ければ参考下さい。

yamap.com

今回ご紹介するのは、初冬/厳冬/晩冬、これら雪山1シーズンを通して毎回ずーっと着用してきたMammut Ultimate VII SO Hooded Jacketです。

「ずーっと」と言っております通り、実は上記山行において全てこのMammut Ultimate VII SO Hooded Jacketを着用してきました。
今季雪山登山で揃えた装備の中で一番買って良かったギアの1つなので紹介に至ります。マジで秀逸なミドルレイヤー、神ソフトシェルです。

まずMammutというメーカーをご存じない方もいるかと思いますので、Mammutとはどういったメーカーなのか、について簡単に紹介します。

Mammutは非凡なクオリティで定評のある山岳ブランドであり、私が最も信頼しているメーカーの1つです。MAMMUT(マムート)は、スイスで1862年に創業され、歴史ある老舗の登山総合ブランドになります。ちなみに、MAMMUT(マムート)はドイツ語で「マンモス」を意味するそうで、マンモスのロゴがチャームポイントです。

MAMMUTのラインナップは豊富でいくつかのカテゴリに分かれています。
・登山、冬山やアルパインライミングなど、エクストリームに特化した「MOUNTAINEERING」
・クライミング、一般登山ルートを登る登山者向けの「HIKING」
・クライミング用のロープやチョーク、ヘルメットなどを開発している「CLIMBING」
・街でも着られる「URBANEERING」

実は私、MAMMUT(マムート)の製品を一番最初に手にしたきっかけは登山用品ではなく、URBANEERINGのカテゴリである通勤用バックパックでした。
そこから私のMAMMUT Loveの物語が始まった訳ですが、そんなよもやま話が気になる方は以下の記事を参照下さい。

yamanba-mountain.com

では早速Mammut Ultimate VII SO Hooded Jacketの紹介です。
まずはメーカーの説明を見ていきましょう。

アウトドア愛好家からのフィードバックのおかげでさらに最適化された,マムート定番アイテムの7回目の改訂バーション。
Ultimate VII Hoodedは,ハイキング,トレッキング,マウンテニアリングに最適な,テクニカル素材使用のフード付きソフトシェルジャケットです。
Gore-Tex (R)との独占開発による3レイヤー素材は防風性を備え,丈夫で通気性に優れています。
PFCフリーの撥水加工を施し,アウター素材と裏地はどちらも100%リサイクルポリエステルを使用。
補強ひさしの付いたフードは内側のドローコードで調節可能なため,風雨に対する高い保護効果を発揮します。
ヘム幅を調節するドローストリング,2つのサイドポケット,ジッパー付きの隠し胸ポケット,風や雨の侵入を防ぐフロントジッパー裏側のフラップなど,
多くの実用的な機能を装備し,山でのアドベンチャーに最適です。マムートの定番Ultimateの新バージョンは今回もまた,
環境に優しいテクニカル素材により,新たな基準を実現しました。

7回も改良してるってスゴイですよね。
実際使ってみて良い点しかないんですよ。
不満な点、悪い所は無いって言いきれます(バイアス掛かり過ぎ?w)。
いやでもホントにいいギアです。

雪山というと一辺倒に極寒というイメージが先行しますが、実は大概が中途半端というかなり特殊な環境です。
・動けば暑いし、止まると寒い。
ラッセルしたもんなら汗だく。でも吹いた風に当たれば汗冷えして極寒。
・天気が良いので暑いと思えば、急に曇って雪が降り出す。

こんなんどうやって調整すんねんwwって話しです。
でもUltimate VII SO Hooded Jacketはその超中途ハンパな状況に対して対応可能なミドルレイヤーになっています。

抜群の防風耐性

メンブレンにGore(R) Infinium(R)が採用されており、これがホントに風を通さないんですね。
晩秋に登った蝶ヶ岳山頂でのこと、三股登山口から蝶ヶ岳の稜線に出る際、結構な急登で暑くなるため、モンベルのシャスミージャケット、Mont-bell(モンベル) スーパーメリノウール m.w.、Mont-bell(モンベル) ジオライン L.W. Tシャツで登りました。
ただ稜線に出て以降、蝶ヶ岳山頂は強い風が吹いておりソッコーで体が冷やされる状況。そんな時に上からこのUltimate VII SO Hooded Jacketを羽織る訳ですが、流石の耐風性能で停滞してても十分凌げました。
もしこれでも寒ければ、私の場合は更にハードシェルか薄手のダウンを重ねます。

蝶ヶ岳山頂で撮影により停滞中。風は強いけど優れた耐風性によりヘッチャラ

優れた透湿性、汗抜き性

Gore(R) Infinium(R)のメンブレンは耐風性だけでなく透湿性も兼ね備えています(防水性能はありません)。
この汗抜け性も抜群で、これまで蒸れるような感覚は経験がありません。

体温を微妙に調整できる広範囲のベンチレーション機能

Ultimate VII SO Hooded Jacketは二の腕からお腹の辺りまでベンチレーションができ、ファスナーでガバっと開きます。これが結構嬉しい機能なんですよね。
風が強くて寒いから風は避けたいけど急登で若干暑い、、
みたいな、なんかもう、、、どうしたらいいの!?みたいな状況で重宝します。
稜線に出てからはファスナー絞めれば良いだけなので体温調整も容易です。

二の腕からお腹の辺りまでベンチレーション

ストレッチが効いて動きやすい、着心地が良い

Ultimate VII SO Hooded Jacketはソフトシェルなので、ハードシェルのようにゴアゴア感が無く、着回しが良い&着心地が良いということも特徴の1つです。
もうずっと着ていたくなります(大袈裟ではなく)。
実際、厳冬期の雪山登山では朝の登山口から夕方降りて帰って来るまで終始7時間以上、着続けること等もしばしば。
しかしそんな長時間の着用にも関わらず、とにかく着心地が良いので全くストレスになりません。

少しの雨なら濡れる心配の無い撥水機能

表地にはシリコン系撥水加工のPFCフリーが施されてますので、多少の雪や雨なら濡れる心配はありません。ただ少量の雪でもずっと打たれると雪が体温で溶けて水になり生地に沁み込んで来ますので過信は禁物。それに加え、PFCフリーは環境や人に優しい反面、従来の撥水加工に比べて撥水機能の継続性が低下しやすい特徴があるみたいです。
私は元々Ultimate VII SO Hooded Jacketには防水機能は期待していませんので、そこまで気にしてませんが。
ともあれ、雪や雨が降り出したらハードシェルを併用するのが良いです。

ドローコードを引っ張ればフードも調整可能。ヘルメットとの併用は無理です。

超快適なMammutの神ソフトシェル Ultimate VII SO Hooded Jacket。
私の雪山登山を支え、信頼のおける心強い一着となりました。
今のがダメになったら私はリピート買い確定してますww

それではご安全に!!

十石山から眺める穂高

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
Mammut Ultimate VII SO Hooded Jacket
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

※人気過ぎて直ぐに販売終了してしまうので、メルカリでも探すと掘り出し物が見つかることも!!

 

ブログのランキングに参加してます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村