皆さんこんにちは。久々の更新です。
お盆を過ぎると、高山の稜線を撫でる風にはどこか秋の気配が漂ってきます。夏山の花々も終盤を迎え、季節は少しずつ移ろい始めました。
今年の夏休み、私は念願の北アルプス・高天原温泉へ。山奥にひっそりと湧く秘湯は、まさに「山好きの憧れの地」。予約が取れたのは奇跡のようで、濃密な山行を楽しむことができました。詳細はYAMAPに記録をアップしていますので、もし興味のある方はぜひ覗いてみてください。
まだまだ暑い日が続いていますので、ここで背筋が凍るような(そして肝も冷える)「雪山登山中の最大のピンチ体験」のお話し1つ。
テーマはずばり 雪山でのトイレ問題。
これ、登山者なら誰もが一度は直面する可能性がある、とんでもなく切実な課題だと思っています。
突如として襲ってくる生理現象
私が本格的に登山を始めたのは雪山に惹かれたから。厳しい自然の中に身を置き、真っ白な世界を歩く。その独自美学を追い求めるうちに、ある日とんでもない窮地に立たされました。
それは雪山登山の最中。突如としてお腹が急降下、しかも「大」のほう。しかも緊急度MAX。多少の我慢が効く状況ではなく、「今すぐどうにかしないと」と冷や汗をかくレベルのやつが来ました。
木陰や登山道脇のスペースがあればなんとか処理できます。しかしそこは雪山。周囲は真っ白な雪の斜面。木陰などあるハズもなく、僅かに岩陰が点在するだけの逃げ場なし。背に腹は代えられず、私は一瞬で決断し、雪の中に腰を下ろしました。
まあ、夏みたいにわんさか人が居るわけではない訳ですからね。そこだけが救いでした。そして第一関門はなんとか突破。無事に「排出」自体は完了したのです。
第二の試練 ― 紙がない!
しかし本当の地獄はここからでした。ザックを探しても探しても、いつも入れてあるはずのトイレットペーパーが見当たりません。
「あれ…まさか忘れた!?」
そう、よりによってこの日に限って、紙を持参していなかったのです。思わず頭を抱えました。
手で拭く?いや、それは最後の手段にしたい。
葉っぱ?残念、ここは雪山。木と草は遥か雪の下。
まさか…拭かない?それは流石に無理!
この間、私のぷりぷりな桃ちゃんは氷点下-15℃と吹きすさぶ寒風に晒され、いつ限界を迎えてもおかしくない状況。しかも早くしないと桃についた桃汁が凍ってしまう!
そうだ、雪だ!雪で拭くしかない!
ここの判断に至るまでおよそ1秒と掛からなかったでしょう。
人間土壇場に追い込まれると、信じられない力を発揮するものです。
氷点下の雪団子製作チャレンジ
ただ問題は雪の質。サラサラの新雪はなかなか固まらず、握っても握っても崩れてしまう。必死に手で固め、なんとか2つほど雪団子を作りました。
そして恐る恐る…お尻に雪団子を当てて「ぐりぐり」。
氷点下15℃の冷気と直の雪。これまでの人生で体験したことのない衝撃的な冷たさが走りました。思わず声が出るほどの刺激。しかしその後、雪団子を見ると――
「お!ちゃんと拭けてるじゃん!!」
思わぬ成功に心底ホッとしました。しかも下山後に念のため恐る恐るパンツを確認したら、きれいに処理できていて驚き。自然の力、恐るべしです。
雪山トイレの教訓
笑い話のようでいて、これは実際に命に関わる大問題でもあります。雪山は極寒、排泄後に適切に処理しなければ凍傷のリスクもあるし、衛生面でも危険です。今回の体験から学んだ教訓を整理します。
- トイレットペーパーは必携
1回分でもいいので、ジップロックに入れて常備するのがおすすめ。濡れても使えるよう、防水は必須です。ただしウェットティッシュは持ってきても役に立たないので注意!水分が含まれるものは凍って使い物になりません。 - 緊急時は雪を活用
新雪は清潔度が高く、環境負荷も少ない。手で握って団子にして拭けば意外と機能します。
ただし、我慢の限り、可能な限り、事を済ます前に雪団子を製作しておくと良いです。大事な桃ちゃんのダメージを最小限に抑えれます。 - 排泄場所のマナー
他の登山者が通らない斜面や雪の窪地を選び、最低限の配慮を忘れずに。雪山でも「Leave No Trace」の精神を大切にしましょう。
まとめ
雪山でトイレに行きたくなる。しかも紙を忘れる。これほど焦るシチュエーションはありません。しかし自然の知恵?を使えば、なんとか切り抜けることは可能です。
今回の私の体験談は、笑い話として楽しんでいただければ幸いですが、同時に「雪山登山の準備と心構えの大切さ」を強調したいと思います。
皆さんも雪山に出かけるときは、食料や防寒具だけでなく「紙」も忘れずに。もし万が一忘れてしまったら――勇気を持って雪を使いましょう!!
冷たさは一生忘れられない体験になりますよ。
そしてこうした「笑えるピンチ」が一番記憶に残るのかもしれません。
それではご安全に!
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