Grivelアイゼンのベイル交換|雪山装備のメンテナンス記録

皆さんこんにちは。
6月に入り、梅雨空が続く今日この頃。ゴールデンウィーク以降、週末になると決まって雨模様で、なかなか山に行けずもどかしい日々を過ごしています。こればかりは自然相手なので仕方ありませんね。

さて、今年は例年に比べて残雪も多く、私の愛用するGrivel(グリベル)G12 EVO・Jマチックのアイゼンも大活躍してくれました。

厳冬期 木曽駒 from 伊那谷方面

購入してからはや2年、雪山から春山の残雪期まで幅広く使ってきた相棒です。
このモデルはすでに廃番となっていますが、靴の種類を問わず換装できる便利さと、フロントベイルが金属ではなくナイロンベルト仕様になっているのが特徴。私は残雪期もアイゼンを使うことを想定して、このタイプを選びました。

しかし、さすがに2シーズン目終盤ともなると使用距離は累計300kmを超え、装備の各部も消耗してきます。
先日、今季の雪山を終えたタイミングでメンテナンスを行っていると、フロントベイルのナイロン部分が擦り切れかけているのを発見。危うく次の山行でトラブルになりかねない状態でした。

靴で擦り切れそうなナイロンバンド

そこで今回は、後継モデル「Grivel G12 EVO・デュアルマチック」のベイルに交換することに。

真ん中のMにしてみました

新型は「トランスフォーマーベイル」仕様となっており、弱点だったナイロン部分にも補強が入り、耐久性が向上しています。ベイル部分の交換は慣れれば簡単で、古いベイルを外して新しいものに付け替えるだけ。専用の工具も不要です。

ベイル交換後。強そう!!

靴も履いてみました。サイズはEURO44。
Mでも良さそうです。


ついでなので、この機会にアイゼンの爪も丁寧に研ぎ直し、次のシーズンに備えることにしました。爪の状態が悪いと滑りやすくなるだけでなく、アイゼンの効きも悪くなるため、雪山登山において非常に重要なメンテナンスです。爪研ぎの方法や使用アイテムについては、また次回のブログ記事で詳しくご紹介したいと思います。

しっかり研いでトゲトゲ

登山装備の消耗具合は、自分が思っている以上に早いものです。特にアイゼンやピッケルなど、命を預けるギアはこまめにチェックし、必要なら早めの交換・メンテナンスを心がけたいですね。
いよいよ夏山シーズンが始まりますが、冬装備仕舞の際はぜひご自身の雪山装備の点検をお忘れなく。

それではご安全に!

 

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