冬山登山の足トラブル対策|シープレザーインソールで蒸れ・靴擦れは解決できるのか?実践レビュー

皆さんこんにちは。
少しずつ冬の終わりを感じるようになったと思ったら、あっという間に春がやってきました。
高峰の山の上はまだまだ真冬そのものですが、むしろこの時期特有の締まった雪と澄んだ空気に、「これぞ冬山」という表情を見せてくれる季節でもあります。

今シーズンは目標の一つとしていた積雪期の仙丈ヶ岳へ行ってきました。
南アルプスの女王と呼ばれる穏やかな山容とは裏腹に、冬のそれはしっかりとした厳しさを持って迎えてくれました。それでも条件が整った瞬間に広がる景色は、やはり格別の一言です。
詳しい山行レポートはYAMAPにアップしているので、ぜひご覧ください。

yamap.comさて、今日はインソールのお話しです。
冬季登山というと「寒さとの戦い」に意識が向きがちですが、実際に歩いていると意外な敵に悩まされます。それが“足汗”です。
厳冬期でも、登りで体が温まれば足の中はしっかり発汗します。気づけば靴の中はじんわり湿り、やがて蒸れへと変わり、最悪の場合は靴擦れに発展する——。この流れ、一度は経験がある方も多いのではないでしょうか。
私自身も例外ではなく、これまで何度も足トラブルに悩まされてきました。冬靴は保温性が高い分、逃げ場のない湿気がこもりやすいのが厄介なところです。
そんな中で試してみたのが「レザー製インソール」、中でも吸水性に優れるとされるシープレザー(羊革)のインソールを試してみました。

Amazonで買った1980円のシープレザー製インソール!

冬季は雪がクッションになるので薄型ペラッペラで十分です。

結論から言うと、これはかなり“アリ”です。
今シーズン、このインソールを入れた冬靴で100km以上歩き込みました。フィールドは北アルプス、八ヶ岳、中央アルプスと、いずれも厳冬期のコンディション。気温も環境も、テストとしては申し分ない状況です。
実際に使ってみてまず感じたのは、純正インソールとの明確な違いです。足裏の湿り方が明らかに穏やかで、「あ、まだ大丈夫だな」と思える時間が長くなりました。完全に汗を防ぐわけではありませんが、“不快域に達するまでの時間を引き延ばしてくれる”という表現がしっくりきます。
特に私のように発汗量が多いタイプには、この差はかなり大きいです。足裏がドライ寄りに保たれるだけで、靴擦れのリスクは確実に下がりますし、長距離、長時間行動時のストレスも減ります。

ちなみに使用している冬靴はLA SPORTIVA Nepal CUbe GTX。保温性・剛性ともに優れた名作ですが、その分どうしても内部の湿気はこもりやすい。だからこそ、このインソールとの相性は良好だと感じています。

一方で、弱点もあります。耐久性です。
100kmほど歩いた段階で、インソールにはそれなりのヘタりが見えてきました。見た目にも「よく働いたな」という雰囲気が出てきます。長く使い続けるというよりは、“シーズンごとに交換する前提の消耗品”と割り切るのが現実的でしょう。

とはいえ、価格は比較的手頃です。このパフォーマンスであれば、毎シーズン交換でも十分納得できるコスト感だと思います。
総じて、シープレザーのインソールは「足汗による蒸れや靴擦れに悩む人」にとって、有効な選択肢のひとつです。劇的な変化ではないかもしれませんが、確実に快適性を底上げしてくれる装備という印象です。

冬山は過酷です。だからこそ、小さな不快を一つずつ潰していくことが、結果的に大きな安心につながると思っています。
インソール一枚で世界が変わるなんて大げさなことは言いませんが、少なくとも足元のストレスが軽減することは間違いありません。そしてその一段階が、冬山では意外と大きいのです。

それではご安全に!

 

 

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