皆さんこんにちは。
11月も中旬を迎えたというのに、驚くほど暖かな日々が続いていますね。
例年なら雪景色が広がる北アルプス一帯ですら、今年は異例の少雪。これが「ニューノーマル」なのでしょうか。寒い季節には寒さが来るべきだと感じるのは、自然のリズムに対する私たちの本能的な期待でしょうか。
今年の雪山シーズン、一体どうなるのか……ヤキモキしながらも期待と不安が入り混じります。
そんな落ち着かない気持ちをなだめるため、そして山に行けない日にはブログを書いて気分転換しています。
今回のテーマは、「2024年上半期、心を揺さぶられた北アルプスの絶景」。
私の独断と偏見で選んだベスト3をご紹介します!
ちなみにご報告ですが、この夏と秋、ついに念願のテン泊デビューを果たしました!
槍ヶ岳に2回、南岳に1回。これまでの日帰り登山とは一味違う充実感にすっかり魅了されています(選んだテントや装備については、後日じっくり語りたいと思いますのでお楽しみに!)。
さて、登山者の間で「マジックアワー」や「ゴールデンタイム」と呼ばれる特別な時間をご存じですか?
日の出や日の入りのごくわずかな瞬間だけ現れる光景はまさに奇跡そのもの。
この奇跡のような光景を見るために山に登る人も多いのではないでしょうか。
ただし、自然相手ですから天候に恵まれないとその奇跡には出会えません。
幸運にも今回のテン泊登山では3日間とも天気に恵まれ、心に刻まれる絶景と巡り会えました。
今回ご紹介するのも、この特別な時間に見られる光景3選になります。
それではお待たせしました!
いよいよ私が選ぶ**「絶景ベスト3」**を発表していきます!
第3位から順にご紹介しますので、最後までお付き合いください。
あなたの心もきっと揺さぶられる瞬間があるはずです。
第3位:北穂高&大キレットのアーベンロート
Camera: OMSYSTEM OM-5, lens: M.ZUIKO DIGTAL ED 12-40mm F4.0 PRO
2024年10月11日撮影
もう、息を呑む美しさでした。
実はこの瞬間を迎える直前まで、一帯は厚いガスに覆われていたのです。しかしその時は突然訪れます。まるでタイミングを計ったかのように一気にガスが晴れ、赤く染まる岩壁が姿を現しました。
急登で知られる南岳新道を重装備で登るのはかなり大変でしたが、この景色を目にした瞬間、すべての苦労が報われました。
そしてこの直後、日が落ちて光が消えるとまたガスが漂い始める……山では神秘的な現象が起きるんだなあ、身をもって体感した瞬間でした。
まるで山の神様が「よく頑張ったね」とご褒美をくれたような、そんな気がしました。
第2位:槍ヶ岳山頂からのモルゲンロート
Camera: OMSYSTEM OM-5, lens: M.ZUIKO DIGTAL ED 12-40mm F4.0 PRO
2024年9月7日撮影
暗闇の中、寒さに耐えながら山頂で待機した約1時間。その甲斐あって、雲海から湧き上がる滝雲とともに、刻一刻と変わる朝焼けの風景を見ることができました。
飛騨側から流れる雲の動きはまるで生き物かの様で、南岳の稜線を飲み込むように広がる光景は圧巻の一言。
「山でしか見られない瞬間」を目の当たりにして、心の底から「登って良かった」と思える時間でした。
第1位:初冠雪の槍ヶ岳
Camera: OMSYSTEM OM-5, lens: M.ZUIKO DIGTAL ED 12-40mm F4.0 PRO
2024年10月13日撮影
1位は、同着の2シーンをご紹介します。
前日の天候がめまぐるしく、晴れ→曇り→雹→雪という激しいコンディション。夜の間に放射冷却で氷点下3度まで下がり、全てが凍りつきました。この日が今シーズン槍ヶ岳の初雪&初冠雪だったんです。こんなタイミングで山に居られるなんてまさに幸運としか言えません。
シーン1は、夜明け直前の暗闇に浮かぶ槍ヶ岳。稜線に点在するヘッドライトの光が印象的で、登山者たちがこの特別な瞬間を求めて活動していることが伝わってきました。見える景色こそ異なる角度ではありますが、それぞれ最高の瞬間を迎えれたと思うとこちらも嬉しくなるものです。
シーン2は、朝日に赤く染まる槍ヶ岳のモルゲンロート。前積もった雪を全て溶かすような力強い陽光が印象に残っています。
いかがでしたか?
山の絶景は、自然と向き合いながら自分自身を見つめ直す特別な時間を与えてくれます。
皆さんもぜひ、自分だけの「心を揺さぶられる絶景」を探してみてください!
ブログのランキングに参加してます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓